アセロラの栄養と健康効果

アセロラの基礎知識

アセロラは「アセロラ・ドリンク」などの方が有名になっている感がありますが、それだけに非常に健康イメージが強い果物でもあります。


アセロラは、西インド諸島が原産で、キントラノオ科ヒイラギトラノオ属に分類される常緑低木です。鮮やかな赤色のサクランボのような果実がなり、季節は夏、多く出回るのは5月~8月頃(沖縄産)です。果実の大きさは直径約2cm、重さは5~8gと小さく、ちょっとデコボコのある形をしています。


国内では約10ヘクタール(2011年)の栽培面積があり、年間の出荷量は約36トンあります。国内の主な産地は沖縄県です。


アセロラは、原産となるカリブ海の西インド諸島ではかなり昔から食べられていた果物のようです。ブラジルなどの南米でも民間療法に長く利用されてきました。15世紀の大航海時代になってからスペイン人、イギリス人によって各地へ広がっていったということで、日本に沖縄に1958年に導入されたのが最初で、わりと最近のことです。


アセロラが栄養面で有名なのはビタミンCが豊富な点です。アセロラ・ドリンクが登場して知名度が上がりましたが、ジャムやゼリーなどもあります。


熟した果実なら生で食べることもできます。熟した果実は甘酸っぱくて美味しいのですが、皮が薄くて2~3日しか持たないので、ジュースにされるのかもしれません。